手紙


他人にしてみれば何気ない出来事
思い出して笑いや涙 出るのは家族の証

 

こんなに感謝が息づいているのに

 

それを言葉で伝えることはないけど
ずっと当たり前で省みることもないけど
太陽みたいに差し込む深い慈しみを浴びて
生きる幸せ 今は噛み締めてる


すれ違う親子に自分を重ねて
無償の愛に包まれていたんだって やっと気付けた

 

堪えた涙に孝行を誓う

 

いつか照れくさくて飲み込んだことがあるけど
なぜか向かい合うと素直に言えなくて ごめんね
これがあなたも抱いたもどかしさなら
いずれは同じ気持ちで親になれるのかな

 

一生かかっても返せないほどの愛情
ちゃんと利息つけて我が子に返していくけど
せめてこれだけ あと何度伝えられるか
誰にもわからないから
後悔しないように
言うよ、ありがとう