太陽の唄


俯いたら 遠く 長く 影が伸びていた
道標に見えなくも無い 闇の先目で追う

 

公転する時代の中で 生命軌道外れそうでも 
振り返れば 光はあるんだ 眩しい方へ自転出来るだろう

 

地球さえ包み込む太陽が それぞれに授けた 愛の唄
"ベイベー" 口をつく 貰った主題歌のワンフレーズ
抱かれて伝わる体温は 旋律も詩も無い 愛の唄
ただ 鼓動が確かに命奮わせる

 


忘れないで どこにいても 照らしてくれている
空を見れば 人生の機微が 手を振った気がした

 

一人きりで泣いた夜も 寝れず瞼腫らした朝も
心がずっと求めてたのは 慰めじゃなく 励ましなんだろう 

 

その喉と鼓膜を快音が 駆け抜けて響いた 愛の唄
"ベイベー" 繰り返す 喜びが紡いだワンフレーズ
微笑を禁じえないような 底抜けに明るい 愛の唄
さぁ マイクは向けられた 高らかに叫ぼう


「悪いとこばかりを見ていないで、
 それはほんの一部だから。
 悪い人ばかりと絶望しないで、
 この世に愛はある この世には唄がある。」


惑星さえ包み込む太陽が それぞれに届けた 愛の唄
"ベイベー" 口ずさむ しあわせのプレゼント メロディ
抱かれて伝わる体温は 旋律も詩も無い 愛の唄
ただ 鼓動が確かに命奮わせる

 

消えぬ 太陽の唄